西尾潤さん ファンミーティング開催レポート<後編>

ファンからの質問コーナー 作品世界に踏み込んだ質問が続々
後半は、事前に寄せられた質問に西尾さんが回答するQ&A形式。作品の裏側に迫る質問が相次ぎ、会場は終始笑いと驚きに包まれました。いくつかご紹介します。
■続編の可能性について
「『愚か者の疾走』のさらに先はありますか?」という質問には、西尾さんは少し考えたあと、
「ありま……す!」。
「皆さんが作品をすごく愛してくれたので、私にとっても愛しい作品になりました。だからこのキャラクターたちが活躍する話を書きたいと思っています。いつになるか、どんな話になるかわかりませんが」
と続編を構想中であることをお話くださいました。会場からは期待を込めた大きな拍手が起こりました。
■西尾さんが“いちばん好きなキャラクター”は?
「作中で一番好きなキャラクターは誰ですか?」という質問には、一人を選ぶのは難しいと考えこみながら最終的に
「梶谷は…好きですね。あの不器用なところとかですね。はい、梶谷にします!」
と回答。お客様から「わー!」という声とともに拍手が起きると
「この拍手は(綾野)剛様ファンですか?」
と西尾さんからすかさずつっこみが。
■DVD化の際の“バスルームシーン追加希望”
映画の名シーンに関する質問も寄せられました。「DVDになったとき、バスルームのシーンをもっと長くしてほしいです!」という要望に対し、西尾さんは思わず吹き出しながら、
「Yes!Me too!」
とユーモアたっぷりに返答。西尾さんも執筆時からタクヤと梶谷の絆が感じられる好きなシーンだったので、監督と思いが一緒でよかったとお話くださいました。
来場者限定の特典 直筆“鯵イラスト”キーホルダー&サプライズショートストーリー『愚か者の日常』

当日は、参加者限定の特典として、西尾さん直筆の“鯵のイラスト”をあしらった 缶バッジ風キーホルダーをプレゼント。作中の象徴的なモチーフでもある「鯵」を、西尾さん自身が描き下ろした特別デザインで、来場者からは「かわいすぎる!」「家宝にします!」と歓声が上がりました。
そして、イベント終盤にはサプライズとして、『愚か者の疾走』のその先を描いたスピンオフショートストーリー『愚か者の日常』の特製冊子を来場者全員にプレゼントいたしました。タクヤ・マモル・梶谷の“その後”を描いた完全書き下ろしの短編で、まさに“続編の続編”。発表の瞬間、会場はどよめきと拍手に包まれました。
このショートストーリーは、今回の会場限定ではありますが、どこかのタイミングで公開してまいりますので、首を長くしてお待ちいただければ幸いです。
作品を通じて生まれる新たなつながりと、愚か物シリーズへの愛情を感じられたお手製グッズ

トーク終了後はサイン会を実施。この日は西尾さんの作品2冊までサインをお書きいただきました。サイン待ちの間には、この日初めて顔を合わせたファン同士が、「どの章が好きか」「映画のどのシーンで泣いたか」といった話題で自然に盛り上がり、作品を通じて交流を深めていく姿も多く見られました。また、タクヤ・マモル・梶谷の自作ファンアートを持参する方、キャラクターをイメージした手作りぬいぐるみを抱えて参加する方、さらには「鯵の煮付け」にちなんで鯵の柄のネイル を施して来場した方もおり、「愚か者シリーズ」への愛が会場を鮮やかに彩りました。

■西尾潤さん コメント
「こんなに多くの方に集まっていただけるとは思っていませんでした。映画をきっかけに作品を愛してくださる方が増え、本当に幸せです。これからも作品を通して皆さんとつながっていけたら嬉しいです」
■徳間書店 文芸編集部 野間裕樹コメント
映画公開を機に、原作小説と続編が多くの読者に届き、「愚か者」シリーズの世界がさらに広がっています。今後も読者の皆さまに作品の魅力をより深く楽しんでいただけるよう、さまざまな企画を展開してまいります。
☆イベント当日のさらなる詳細レポートを今後、徳間書店「愚か者の身分」公式サイト、徳間書店文芸編集部noteでも公開予定です。
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